[マレーシア] パビリオンREITの第3四半期利益12%増

2018/10/26

[マレーシア] パビリオンREITの第3四半期利益12%増

Pavilion Real Estate Investment Trust(パビリオンREIT)の9月30日に終了した第3四半期の純利益が、費用増にかかわらず、売り上げ増により前年同期比で12%超増加しました。


マレーシア証券取引所への届出の中で、パビリオンは、第3四半期の利益が、去年の5,541万リンギット(約14億8747万円)から6,225万リンギット(約16億7,109万円)に跳ね上がったと発表しました。


利益の改善は、前年同期比で16.47%増加した収益の結果です。新規取得した物件、エリート・パビリオン・モールの賃貸収入と、パビリオン・クアラルンプールの賃貸収入増、およびインターマーク・モールの入居率増が大きく貢献しています。


パビリオンREITは、第3四半期の同社の売り上げは、1億4,135万リンギット(約37億9,333万円)で、前年同期の1億2,136万リンギット(約32億5,020万円)から増加したと発表しています。


エリート・パビリオン・モールは、2018年4月末に取得された物件です。一方で、パビリオン・クアラルンプール・モールは、先に行われたリポジショニングの効果により賃貸収入が増加しました。


同四半期について、パビリオンREITは配当の宣言はしませんでした。1株当たりの利益は、2.05センとなっています。(1リンギット=100セン。10/26日現在、1リンギット=26.85円)


累積で見ると、2018年の1月~9月で、パビリオンREITの利益は、約13%増加し、1億8,840万リンギット(約50億5,833万円)となりました。売上高では、9か月で4億792万リンギット(約109億5,220万円)となり、13.14%増となりました。


「不動産市場が2018年6月から8月の物品・サービス税0%により売り上げ高が伸びたとはいえ、リテールの支出額が伸びてくるのは年末のホリデーシーズンだけだとみられています。」と同社は述べています。

(出所:The Star Online

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